黒き街

川崎中一殺人容疑者

純朴な田舎の少年が
危険な配合の中に入ってしまった。



随分捜査の進捗が遅い、
「果たして捕まるのか?」
と感じていたが、ようやく犯人が逮捕された。
WeB上でいろいろと読むと、
早々と犯人の目星はついていた模様で、
指摘されていた者と逮捕された者は=でした。
警察は黙然たる態度に見えイライラしたがネット民の観察は鋭い。
勿論正義感もあったのだろうが、
いろいろ騒いでいるのはまず興味本位が先にありき。
けれどもそれを否定するつもりはない。
興味というものは重箱の隅をつつくほど
探究心を揺さぶるもの、
まして不可視な要因を含んだ殺人である。
まあネット民もそうそう馬鹿者だけではあるまい、
犯人ではない者の画像を上げ
誹謗中傷をすると名誉毀損とか
手厚いしっぺ返しが来ることを認識していると思いたい。



私にも未成年の娘がいる。
もし同じことをされたら報復をするかも知れない。
残りの人生を刑務所で過ごそうが死刑になろうが、
関わった人物全てに手厚いお礼をするかもしれない。
で被害者の両親が殆ど出てこないけれど、
果たして私と同じ気持ちになっているのだろうか?
何かの事情によって出てこられないのは推測できるけれど、
ここは親としての子への責任を果たすために
声明を出すべきである。
でないと子を放棄していたと勘ぐられても仕方がない。
まあこれ以上は割愛します、
いずにせよ被害者少年のご冥福を祈る。



さて悪いのは勿論犯人だ。
一方で警察の対応は適切だったのか。
事件前に被害者と加害者の間にすでに警察が関与していたが、
あまり真摯に見守らなかったこと
それが逮捕が遅れた要因のひとつだと解釈するが。
被害者の顔のアザ、それに怒った被害者の知人が
加害者の家に乗り込む。
加害者の家が警察を呼びその場は流れたが、
揉め事がある事を警察は把握していたことになる。
批難されないほうがおかしい。
加害者は鑑別所に収容されていたという話もあり、
暴行容疑で監視するといった発想はなかったのか。
また改めて思うのは川崎という特異な街だ。



野望の王国という漫画を読んだことがある。
原作は左翼思想に固まった例の雁屋哲
体制打破がお好きな人ゆえ、
下地には街には大きな闇の権力権益を含んでいることを
身近で感じ取っていたフシが伺える。
物語は警察VS暴力団だが、
川崎中央警察署(架空)の柿崎署長がとてつもない悪党。
ゼロメートル地帯を背景に港湾業務の利権だの、
政治家や宗教団体右翼の頭目が登場し
さながら戦場の市街戦の様相を繰り広げる。
物語はこんなメチャクチャな話はあるまい、
というほど天地がひっくり返ってもあり得ないものだが、
わざわざ川崎という地を舞台にしたのは、
あながち適当に選んだものではなく、それなりのものを持った地だとし
モデルに選んだと思えてならない。
そして神奈川県には全国的にも稀有な【警察を監視する市民団体】
がある。監視される警察って・・・?
まあ市民団体というものにろくなものはないので
活躍はあまり期待は出来ないだろうが、神奈川県警察
いかに不祥事の多いことの裏返しではあるか。
空閨は弁護士と共犯者と口裏合わせにふさわしい、
そんな時間を作ってしまったかも知れない。
殺人者に人権はない、これが私の持論・・・
尚県警の不祥事、これは検索に委ねます。



私の家は子供を守る110番の家になってます。
警察への協力です。警察官が時折お寄りします。


警察はのろま、学校は無能、親はあてにならず、
土地は混沌渦巻く黒い空間である。
警察が地どりでのろのろしている間に
鑑どりは民意の手でほぼ終わっているという今回の事件。
なんとなれば民間の機動力を公的に認めた機関の設立とかも必要だろう。
外殻を埋めないと名誉毀損に発展する懸念もある、
変な人物は入れられない、選抜された者から成る
情報提供ネットワークが欲しいものだ。
裁判員システムを警察に取り入れ、警察協力組織として設立する。



パチンコ屋などに天下りするなら、
このような組織を作り下野して社会に貢献すべきだろう。
まず犯罪の多い川崎を中心とする神奈川県から
モデルとしてやってみたらどうか。
警察監視団体もいいけれど協力団体も欲しいものである。