2009-01-01から1年間の記事一覧

アパート解約

土浦のアパートを解約する。4月契約からあしかけ8カ月になる。 月日の経つのは早い。月三万五千円。 まあ勿体ないことしたかな・・・ここに入っていたのは通算で一ヶ月にもならない。 あいつが実家の親父様の面倒を見る そしてあっちの家庭が住みこごち悪く…

 夫婦淵温泉行 一

前回の塩原、日塩もみじラインから 今度は夫婦淵温泉にいってきた。 あそこの風呂は何度もテレビで観ているし、 自分も過去一度だけ、四人で泊りがけ行った事がある。 その素晴らしさに感動し、 両親に部屋を取ってあげて、行かせたこともある AM8.00 B-102 …

お知らせ

三年以上の駄作、箱舟が出る港は、一時凍結致します。 修正加筆のめどがたちましたら、改めて再開いたします。 ご了承下さい。まあ過去のものは「下書き」・「実験」と思っていただけたら、なと。 尚装いも新たに新作の推理小説を敢行する所存です。 港の再開ま…

箱舟が出る港  第三劇 二章 月世界の戦慄

瞼のたるんだ茨城県議会議長草刈吉朗は木目の天井に言葉を捜していた。 闇の殺し屋菊村貢が正面にいる。菊村は国家公認の一匹狼の殺し屋である。生業は吟遊詩人との事であるが、国家公安委員長直属の殺し屋である事を知る者は少ない。 彼の手により葬られた…

一生のお願い

お前さんに お前さんひとりに 俺と同じお前さんに コツコツと感動出来る今に 感謝の念を押す 四季の移り変わり目はいつも駄目だ 憂鬱な気分になる梅雨が憎らしいどっかで雨乞いの踊りを踊っているじい様どもの 頭に水でもぶっかけてくれようかまあお前さんも…

箱舟が出る港  第三劇 二章 月世界の戦慄

零式艦上戦闘機二一型。 高度6,000mまで7分28秒で到達する。 富士山の1.6倍の高度は、酷暑であっても体が凍てつく。 下界は春夏秋冬いずれの季節であっても、高層圏はいつも寂寞であった。 一瞬のうちに変わる季節を、戦闘機乗りの山中幸吉は何度も経験した…

ロレックス

「何?ロレックスの時計だと? そんな物、俺が買えるわけないじゃねえか?」 「車だよ、車」 「車の話は関係ないだろ」 「雅○君が欲しい、 ローン組んで買おうかな、 と考えてるロイヤルサルーンを思えば?」 「・・・ああ、そうなのか」 古い話だ 誰との会話だったか…

邂逅

ながいながい年月 こんな奇跡はないだろ と そう言える人は 生涯のうち果たして何人いるだろう 一万円ほどの洋服それを送ったけれど似合ってくれればいい、そう思う似合わない影があるならば昔の面影のどこかの影が消えているそういうことだ ★★★★★★★★★★★★★★★…

箱舟が出る港  第三劇 二章 月世界の戦慄

寂しき影が遠ざかる。 行かないでよ! 叫んだつもりは、言葉にならず、赤子の泣き声だった。 さよならと振る手も見えず、影は躊躇せずに、二人を置いていった。 風も入らぬころ合い良き山林は、捨てた親の餞だったのだろうか? 寒暖なき山林。 なぜか月光が、…