ギャンブルの話

損するだけだよ

性格+仕事柄でギャンブルを、ほとんどやったことがない。
パチンコ業界は隆盛のようだが、
25歳の頃から、玉一個さえ触っていない。
競馬、競輪、などは券など、一度も買ったことがなし。
長年の習慣で、
給料を仕事量に換算してしまう癖がついているせいがある。
給料以上の仕事をしている、
そう自負しているので、会社に食べさせて貰っている・・・
という感覚は、ない。
ある派遣会社の人に聞くと、
自分程の仕事を追行している者を派遣する場合、給料×2
程度の料金を、
この会社は払わなければならないようだ。
勿論法定福利費込みである。
まぁそれは僭越ながら・・・余談であるw


あんなに時間をかけ、細かくやった仕事が、
短時間でパー・・・w
一瞬でぶっ飛ぶ状況
・・・それが自分には耐えられない。
買い物ならば金は無くなるが、
代わりに商品が個人資産として残る。
好きな飲み会も、金はなくなるが、リラックスという
薬が手に入る。
ギャンブルには何も残らない。
考えただけで、やる気も起こらない。


周りを見回す。
ノミ屋に電話などしているのは、営業の連中が多く、
総務だの経理だの人事などには、
ギャンブルに入れ揚げている者は殆ど聞かない。
自分と同じように、興味がないのか、慎重なんだろう。
ただし唯一の例外が、居たw


自主退職した矢○さんという方である。
あの方はまさに例外中の例外。
中央の法(政治学科)を出、
某銀行に就職したが、何かあったのか・・・w
一年足らずで辞めて、中小企業へやって来たとかだった。


麻雀、パチンコ、花札、競輪、競馬、競艇・・・
丁半博打は知らないが、
だいたいの賭け事はやったと思われる。
無類のギャンブル好きだったが、不思議に憎めない人で、
随分可愛がって貰ったが、
仕事はあの方の下では、少しも覚えなかったなw
就中好きだったのは競馬である。


美浦トレセンに週末通い、馬の具合を丹念に観察してくる。
まぁ金などさっさと使っても、
ひとつも疑問を感じないような方だった。
お馬が一周して、
それで手持ちの金全部が飛んでいってしまう刹那の快感か?


仕事は結構デタラメだったが、ツボを知っており、
最後にはなんとか帳尻を合わせてしまっていたw
労働時間内の動きがインチキ臭いwので、
金には無頓着だったのかも?


自分は賭才はない。
ないがここへきて、さしもの自分もギャンブルに対する操。
それを守り通す自信が無くなってきた。
高校野球の存在である。
賭けるものは飲み代。
金銭は飛び交わないが、立派なギャンブルである。


甥っ子が某高の内野手として、ベンチに入っている。
県ベスト8レベルのチーム(八校ほぼ力の差あらず)で、
ひとつ間違えば甲子園・・・も夢ではないのである。
当然このチームを応援し、
練習試合などがあると必ず丹念に観察して来る。
あれ?誰かに似ているw


「甲子園に行く」が自分ひとり
「いやいやまだそんな力はないよ。新聞の評価もそこまでは」
「なら賭けるか?」
「いいとも。さかなや道場でどうだ?」と三人。
負ければ三万円程。
勝てば三回タダ飲み也w
タダ酒ほど美味いものはない。
こういう小さな賭けでも、矢○さんの賭けと根底は同じ・・・


その矢○さんだが、無借金経営の超優良企業に勤務。
業界では上位に位置する企業の、総務部長職だというから、
人生の賭けには成功したんだろうな。