五ミリほどの厚さ、 A3サイズの茶封筒の裏に 小さなX印があった。 よほど慌てていたのであろう、 鉛筆で書かれた【X】は カタカナの【メ】 にも読めた。 「分っているさ、 鈴元大樹経理課長...」 雨貝は拳を握り締めた。 茶封筒は市販されている素のものであ…
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