2007-04-28から1日間の記事一覧

箱舟が出る港 第六章 二節 装束 十五

これ以上 無いほどに 保存器を 目に近づけた真理は、 今度は背後へ イスから崩れ落ちて しまった。 いやというほど頭を打ったが、 容器は放さなかった。 意識が遠のいて行くのを感じる。 強く打った頭せいではない。 精神的な遮断である。 つまり巡行の言い…