2007-05-18から1日間の記事一覧

箱舟が出る港 第七章 一節 駆逐艦大風 知流源吾 十六

列車に乗り、 ぶつぶつと 文句を言っていた 大林照恒であったが、 次第に話に興味が 湧いていったようだ。 石岡を過ぎると、 予科練の厳酷なる 時間遵守も忘れ、 腕組みをしたり、 目を瞑ったりと、話しの中 の回答を見い出そうと、頭をフル回転しているよう…