2007-08-12から1日間の記事一覧

箱舟が出る港 第二劇 一章  エピソード

数知れぬ星星らしき光芒の中で、前方にあるひとつの光点が変化して いる事を、山口は気づいた。 それは車のパッシングにも似て、中心にある光源が追い越そうと、膨らんで、 迫ってくるようであった。 光は虹を悪意に曲げたのか、光芒の輪郭に冷たい七色の氷…