抱いて

労働基準監督署が立ち入り調査に入った銀行がある。
だいたい労基署が来るのは、従業員か元従業員のたれ込み、であることが多い。
監督署は会社経営者にとって怖い存在です。

署員は特別司法警察
であって、逮捕権もあり。
署の金庫には手錠もあるようです。


サービス残業がばれたその銀行。
署は時短、つまり労働時間を是正せよと勅命を出し、
80万円余りの過去のサービス残業代を貰った行員もいたようである。
ところがその効果で業務は迅速化し、ほとんど残業など無くなったというから
呆れたものである。
つまり残業などしなくとも仕事は敢行出来たのである。
まぁ銀行は護送船団方式と呼ばれ久しいが、一般企業より給与は高く、
銀行法の下様様な恩恵を貰っている。
経営破綻したバンクもあるが、あって当たり前、
実に無駄が多いのである。


例えば無人のATMを利用する時、その中の快適さといったらないだろう。
夏は冷房が効き、冬は暖房。
さほど利用しないようなひとりだけしか入れないような小さなATM店舗でも、
空調は快適である。全店合わせたら光熱費はいったいいくらになるのだろう。
金を引き出す時間などものの一分もかからない。
これもサービスの範囲なのだろうが、
税金を投入されていることを忘れてはいけない。



オレオレ詐欺、など振込み詐欺者が多いというのに、
なぜ捕まらないんだろ?
疑問に思った人は多いんじゃないかな。

ATMで他人のキャッシュカードを使い引き出す行為は、
銀行側は把握しているはず。
なぜなら小さなATMでも防犯カメラが備え付けられていること、
加えて誰のどの口座から引き出されてたのか、当然把握されているのである。

答えは、信用、なのです。

どこどこの銀行から誰々の金が盗まれた、
そんな風評が立てば、信用第一の銀行にとって大変なデメリット。
おそらく警察の捜査に関しても非協力的で、
信用と個人情報保護の観点から、拒否する場合が殆どなのでしょう。



若い経理社員が、ある銀行員と話していたら、抱いて、とか言われたらしい。
抱いてを預かりますからと女子行員に見つめられ、少しの時間躊躇したらしい。
もしかしてアレか、思い出した経験浅き社員は、代金取り立て手形を渡した。
するとにっこりと行員は笑ったという。
変な言葉もあったもんだと思ったりするが、業界だけに通用する語句も沢山ある。
ただ銀行のような信用第一、スマートで公共性高い仕事場で「抱いて」はどうかと思う。
代手の処理はシャッターが閉まった後の業務であるけれど、
沢山のお客がいる中、女子行員がそれを連発するとまずい事にならないか?
営業時間内でもその語句を話す事もあるのである。
まあこれも時間コスト削減の一環であればいいと思うのだが・・・
しかし80万戻った行員。
思わぬボーナスと思え、抱いてくれる風俗店に入った話を後々聞かせてやがって、
いい思いしやがって税金も入っているんだこの野郎・・・であり。
A銀行とB銀行に分けて預けておいたら合併はするし、
C銀行のは大丈夫だろうなと思っていたら、それも合併した。
野郎、俺の通帳を見て合併話を進めているってかw


益々銀行、いや行員を信用しなくなった次第です。



尚抱いて(代手)はトリビアの泉でも紹介されましたね。