条 件 ア リ
その昔六本木にAREA(エリア)というディスコがあった。
六本木など、仕事で防衛施設庁、防衛庁口界隈しか行ったことがなく、こちら側は全く興味も縁もなかった界隈、店である。
「女がマブくてな、いいぞ」
私は昔から、面食いではねえな。
女は愛嬌だよなぁ、好みは顔などではない。
「ああ、そうかね。ところでその店は・・・」
と聞く。
比較的近くに踊りの上手い友人がいて、あの頃週末には必ず通っていたようだった。
で、マブいのはどうでもいいんだが、どんなところかというと、誰にでも入れるところでなかったようだ。
見てくれも料金も普通の店であったようだが、厳重な面接に合格した人しか入れない。そんな小生意気でしち面倒くさい 、しゃらくさいにもほどがある店だったようである。
多分目の検査もされたんだろ、てめえはさあ帰った帰ったと、俺など真っ先に門前払いを食ったことだろうな。
ちなみに死語だが、 ↓これが↓マブイようである、なるほどね。
なんでもとてもイケ様と思えない田原俊彦さんや、気取ってやがる吉川晃司さん、今はただのデブ親父は少年隊の錦織さん、とんねるずののりさん、などファッションに自信のある?かつてのアイドルがよく顔を出していたと聞く。
まぁ、客のステイタスをくすぐる経営方針だったんだろうよ。
入場料はリーズナブルで五千円ほどだったらしいが、入り口で三人に一人は落とされる、つまり断られるような店だ。
「お金を沢山払っても下さっても、おめえは来てくれなくともいでいいですよ」、とはどんなヤツが該当するか。
ジーンズ、スニーカーは駄目(本当に似合う人ならおKとか笑)、野郎だけのグループも駄目、二十歳以下はお断り、酔っ払いは入れない、いかにもナンパ目的で来ているようなのも駄目、ダサイのは駄目と来た。いったい何様だと思ってるんだ?と面接する側の風体、コレも聞いたことがある。ごく普通の田舎くさい男だよ、と友人は言っていた。そりゃそうかも知れん、東京などド田舎者モンの集合体だ。
まぁ、差別的とんでもない条件であった。
よって入場を認められる者はさぞかしみんなモテたのだろうと思っていたが、その友人は彼女も出来ず(選んでいたのかは知らんが)、33歳で見合いで結婚した。
昔は(バブル期)こういった入場審査があるディスコが、特にアメリカで大流行で、入り口付近に審査風景を見物にやってくる者も大勢いたらしい。しかしこの手の営業姿勢は当然非難を浴びる事となる。確かどこかの店が訴訟沙汰になったはずだ。【入場拒否】されて【傷ついた】というお客に訴えられたのである。その後この手の店は次々と店をたたんでしまったという。
自分にはその恩恵はあまりなかったけれど、確かにバブル期は、人の虚栄心をくすぐる商売は受けたかも知れない。「おお、自分達は選ばれた人間なのだ、えへへへ」と。
時代はとっくに昔に変わっている。「ダサイのは来なくともいいですよ」との殿様商法など、とうに通用はしない。と思っていたらそうでもないようである笑・・・
何がStatusだよw
貴方のブログが百人の中のひとつに選ばれました。つきましては○○の特典がありますので、○千円をご入金下されば・・・とメールが来たw読んで頂いている皆さんには申し訳ないけれど、とても優秀なものではなくダサイサイトである。それは自分でよく解っている。よってそのメールの【条件w】なるものを読んで呆れ果てた。選ばれたのに金を払うという条件があるらしいw(それ以後アドレス消しました・苦笑)まぁこういった人の心をくすぐる手口は、まだまだ商法として継続され残されているようである。
友人。
当たり前だけれど、既にディスコなど行く歳ではない。人様の事など笑っているバヤイじゃないが、その代わり祭りつくば、キララ祭りとかの路上イベントや盆踊りに熱を入れ、夏にもなると各地に出没していると聞いている(笑)
「いやぁあの頃考えてもよ、地元の人妻やギャルの方がやっぱまぶいね、あははは、踊りすぎて腰いてえや、おう」
どうやら舌が二枚あったり、口も達者じゃなきゃ入れなかった店だったようだな。
★★★★★★★アフロディーテの夏 ★★★★★★★
佐藤 隆さんの曲では一番好きなのですが・・・
埋め込みタグがリクエストにより不可・・・
いい曲はどうもこうばっかしだ
http://www.youtube.com/watch?v=O82ormp3nww
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
夢みる親父じゃいられない
夢みたふりしてペテンにかけるインチキオバサンは、誰?
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
織田哲郎さんの傑作