ともだち

柿


ともに酒を飲み、釣りや野球そして旅行に行ったり
、人生を語る相手をそう、呼ぶ。
けれども真の友人というものは、苦悩の中信じ合って、
そいつの為に道を譲って、理解し合える相手を指す。



真の友人を掴むには、
自ら進んで相手の友人になる事、そう思う。
こうした心がけというものは、
相手に関心を示すと同時に、
あらゆる場面において、思いやりの心、
それを持つ事が大切であろうな。
マグネットの場合、
極は反撥するだけであるけれど、
人の心の場合は、同じ要素こそが同じ要素を引っ張る、
これはよほどの馬鹿でない限り、知っている。



関心は相手の関心を刺激する。
好意は相手の心に好意を沸きおこさせるものだ。

友達を得ることは簡単だ。

難しいのはそれを保つこと。


それは恰も恋人を作るよりもだ、
幸せな夫婦生活をマットウするほうが遥に難易な事、
と似ている。
さらには子供を作るのは簡単だけれど、
立派な人物に育て上げることはどれほど難易なのか、
と同じだ。



何事も、維持してより高いものに近づけることは、

そう簡単に・・・行かない。



日本人の美徳。
空手道、書道、茶道、華道・・・
伝統的なものに道の名をつけ

心を養おうとした知恵は


素晴らしい、と思う。



出あった二人の間に芽生えた友情。
それが人生の道程の中に深まって、
成熟してものとするならば、
その友情は大変な試練にもお互いの欲求にも耐えられる。
そう信じている。


そう信じたいと・・・