UFO(未確認飛行物体)について 一

murasameqtaro2010-10-09

近頃【緊急特番】
と称してのこの手の類のテレビ番組がめっきり少なくなった。
まあ視聴者も賢明になったか、
学校の物理の授業で先生がインチキですよ、
と力説したかは知らないが、
最大の要因は矢追純一の胡散臭さにあったのだろう。
めっきり落ち目になった要因は、
蝋で作った粗末なものを【宇宙人の死体】
と発表した事だろう。
これはスポーツ新聞にも掲載され、
一時反響を呼んだが、後日デタラメだったと、
矢追自身が謝罪している。
だいたい捏造後、謝罪するような男が、
その後も活躍出来るほど世間は甘くない。


UFO神話の始まりはアメリカ、
ロズウェルに落ちた不可思議な物体を基幹とする。
落ちた直後、
アメリカの某地方紙は【UFO墜落】と報じている。


しかしだ、これは誤報であり、
当時アメリカが打ち上げた
【気球】に過ぎなかったのである。
UFOを追い墜落した
というマンテル大尉事件が続いて起こる。
軍人マンテルは未確認飛行体にスクランブルをかけ、
それに撃墜されたとかの内容であった。
これも真実とは違う。
マンテル大尉は金星を誤ってUFOと認識し上昇、
限界点を超え酸素不足で気を失い、墜落したに過ぎない。
またジョージアダムスキーの話。
これは創作(小説)である。
金星人とやらが乗った円盤の写真。
後に本人様の自宅から模型で見つかる。
その後この手の話がアメリカを始め、
各地で頻繁に語られるようになる。
ロズウェル事件が無かったら、
UFO寓話は何年も遅れたに違いない。


さてインチキの徒はそっちにおいて、
UFOは果たして存在するのだろうか?


物理科学に疎い自分は、この広大な宇宙に、
幾つの星があるかは知らない。
その中で生命が発生する条件を備えた星が
幾つあるかは知らない。
ただ夜空を見上げ思う事、宇宙人は確かに居る、
という事だ。
肉眼で見えるあれほどの星星。
地球だけに生命が存在するわけはない、
といった幼稚な推論だ。
現在【光】の考え方は全宇宙同一の法則である。
つまり光より速いものは宇宙に存在しない。
まあ地球レベルの考えであるが、
これが崩れるとすれば、
おそらく霊的なものになると思えてならない。


人類はあれから一度も月行っていない。
あれから数十年の月日が経つというのに、
二度と行っていない。
スペースシャトルで宇宙空間を行き来するだけ。


アポロ計画によれば、
とうに月面基地など出来ていてもおかしくない。
何故月に行かない?
何か行けない理由でも見つかったのか?
著名な天文学者カールセーガンは、
月の裏側に異星から飛来した生命体が基地を作って
地球に来ていると言っていた。


あるいはもしや?と考えもしたけれど、
先年打ち上げられた日本の宇宙船【かぐや】は
間違いを指摘してくれた。
異星から来た生命体の基地など映ってはしなかった。
単に月に行く予算など、どの国にもないのだろう。
また月などの不毛の衛星は、人類にとって
何の価値もないのであろうと思う。

〜続く〜