引き

murasameqtaro2010-12-30

この夏の暑さといったらなかったですね。
その後平穏に季節は過ぎ、
例年通りの寒さになった茨城県南部地方です。


夏の観光地は良かったでしょうね。
例えば海の家。快晴続きならば、
海水浴の短い期間中で
なんと一年分の
稼ぎが出来る
とかです。
まぁ駐車場に入った刹那
どうぞこちらの駐車場へと
学生バイトらしい人のまぶしい笑顔。
客引きがありましたね、今年は。
駐車場は海の家の所有者が持つことが多く、駐車すればそこの家へ、てなことになるのです。
積極的なプラス作用の客引き合戦でしたね。
まあ日本一海水浴客が来るといわれる茨城の海岸は、今年は相当な経済効果があったはずです。
バタフライ効果で運営人のフトコロまで蝶々がおこぼれを持って飛来すると思いましたが、暖かいところへドン引き、逃げていったようですな。
はい、カオス理論は見事に破綻されましたw



え〜と今年は実に暇な一年とあいなりました。
足掛け5年半約350日はてなさんにお世話になっているのですが、一番書いた年じゃなかったのかなと思います。
経済は実に停滞気味で誰に聞いても「良くないね」ばかり。
ニュースとかで「景気は緩やかな上昇傾向にある」とかたまに聞きますが、実務レベルではそんな感じがしたことはない。上昇傾向など聞くたびに肌で感じたことは一度もありませんね。
まあ建設指数とかロイター指数とか指針はあるんでしょうが、机上の論理では真の姿が見えないのも確か。
有効求人倍率とか、ハローワークの駐車場とか計るものは多いけど、景気の動向を肌で実に感じたのは、酒に卑しい性なりでスマンが、飲み屋さんでしょうかね。


土浦駅前に旧丸井ビルがあります。
ここは長い間"丸井は駅の側"であったのですが、今や飲み屋さんのビルになってしまいました。
一階にパチンコ店、上は全て居酒屋のようです。このビルにあるさかなや道場という居酒屋が安くしかも味もいいのでよく行ってるんですが、一階入り口フロアでの営業合戦が実に凄い。
―――どちらへ
―――さかなや道場ですけど?
―――是非三階のうちにも来てください。格安メニューがございます
強引にチラシを渡されます。まぁ飲食店が多い土浦駅前ですが、居酒屋さんの店員が営業などしているのは、市内広しといえどここだけでしょうな。

この営業が続く限り景気は上昇してないと見ます。


居酒屋さんの呼び込みなど聞いたことがない。
つい最近までそんな店員さんいなかったし。ソープランドじゃないんだからw
店員さんが本来やるべき職掌が少なくなり、では外で客引きをってことなんでしょうがね。
まあ数年前から飽和状態と解っている駅前に進出するチェーン店の経営姿勢にも問題はあります。ちゃんと市場調査をしているのかな、と。
同じようなチェーン店、有名店ばかりで価格もどれも同じようなもの。
ここに新規参入しても同じ結果になるのは自白の明。あの客の少なさでは、共倒れもありえます。
また店員さん。
社員さんなのかバイトさんなのかは知りません。
しかし入社時の労働契約において、仕事は調理か接客だったはず。
好きでその道に入ったのかどうかはともかく、厳寒の路上で客引きをさせられるとは夢にも思ってなかったと想われ。
他業種ですが似たような配置をされ、こうして若い人材が辞めていく様を、何度も見てます・・・。有能な人材もいましたね。
新卒が三年も持たず辞めていく、それは経営側の責任なんですよ。
呼び込みならば、求人票には営業とか店外宣伝、で募集すべきなんです。
あれ、違うじゃないか?
会社へ不信感を持ったら終わり。
会社側は労働雇用契約をきちんとすべきなんです。

まぁ夏の海岸と違い消極的、やる気は費えて、マイナス作用の客引き合戦に見えましたね・・・

マルクス風に言わせて貰えば「貯蓄する人は悪」のようです。経済循環を止める行為であり。まあ運営人は貯金などありませんので善人なんでしょう(笑)貯蓄があって使いたくとも使えない勇気なき人はワタシにお任せ下さい。全部旧丸井ビル内で使ってあげます、なんて(笑)


え〜と暇だったので神棚へ上げる榊と松を取ってきました。いつもはスーパーとかホームセンターで買うのですが、たまには”生”のものもいいかなと。で近くの山林へ行った次第で剪定鋏で頂戴して参りました。
えっと名誉のために書きますが、
盗っ人ではありませんよw
ホントですよw
民有地です。所有する方に電話で了解を貰い行った次第なり、近所の方もよく行っているところです。昔の人はやっぱこういうものが好みと思え、親父などが喜んでくれました。


榊と松を新しいものに換えて来年を迎える。
―――福よ来たまえ〜災い去れ〜
との儀式であります。この軽い微力な祈りによって正常な経済回復の多少の力になればなぁと。正常な労働体形になればと。


なんだか福の神様を迎える営業行為のような感じがして、少し笑ってしまいましたけど。



少し古い本ですけど・・・。
天職を得た人、あるいは天性の職人と言えるような超一流の活躍をする26人をインタビュー。彼らの姿を浮き彫りにしてます。登場するはなんと楽譜なしでピアノを弾き始めた山下洋輔、お笑い芸人から画家になったジミー大西室町時代から続く能官の家元の長男で、農作業をしてから能舞台に戻った大倉正之助。また元大リーグ長谷川滋利投手、フリーターをしながら日米を往復、40歳でCDデビューを果たしたジャズ歌手綾戸智恵などの異色の面々。総じていえることは枠にはまらない自由人。けれど仕事に向かう姿勢は実に真摯です。彼らの珠玉の言葉が満載。元気になります。いくら不景気とはいえ頑張れば、そして選ばなければ、仕事は必ず見つかります。そのように世の中は出来ています。
ブックオフにもありました。