あと・・・一分
今週のお題人生最大のピンチ!
一番最初は太陽から落ちる。
グループに分かれ雲の上にお・ち・る。雲の上に落ちると暗い所におっこちる。
男の子と女の子は分かれている。明るいところにマークが書いてある。最初は何か分からない。それから皆んな男の子がいいとか女の子がいいとか選ぶ。
雲の上にいる時は透明で何も見えない。上を向いて歩いて行く人も、いる。しかし透明だから、見えない。腹に入るとだんだん成長して見えるようになってくる。
空の前はない。神が魔法をかけるので、だんだん大きくなる。
親父は祖母の面倒を見ながら、寂しそうにふたりで、いた。
―――ようし、選んであげよう!
母は優しそうな顔をして編物をしていたから。
―――ようし、決めた!
好きなおっかさんを決めてから、そこに落ちる。雲の上に穴があって遠くに生まれたい人は雲の上から飛んで行く。男の子は大きい穴で、女の子は小さい穴。けど女の子は少ない。雲の中から顔を出してみる。すると吸い込まれるように腹に入る。
腹の中にいる時はふわふわしている。暗くて何も見えないけれど、腹の中はあったかい。
そして引っ張られて、引っ張られて・・・九回裏二死満塁・・・
いやだよ、忘れ物がある、あと一分いさせてくれ・・・
人生最大のピンチか・・・
願い敵わず、生まれた。この世に落っこちて来た。
窓に取り囲まれた部屋のフトンの中にそれから、落ちた。
―――もしもあと一分遅くこの世に出現していたのなら
赤ん坊が泣くのはまだまだ母親の胎内に居たいから。
こんな風景だったのだろうね。
あと一分居られたら、自分の頭脳とか、もう少し良くなっていたかもね。
心の中の何かが言う、またそんな気がする。
俺の頭には何か足りない部分がある。胎内に残して来てしまった感じがする。
空から見てた頃の母親の編棒と数学に少しセンスがあった父親の寡黙さかな?
器用に毛糸を編むおっかさん。編み棒はどこよ?
―――俺は生きることが”ぶきっちよ”だ
下手な世渡り・・・(^q^)あうあうあ・・・
数学を駆使し毛糸を完璧な配置に置けたなら?
編み棒で不快な事象を上手に纏められたら?
・・・ピンチは一杯あるんですよ。
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選んでもらって・・・
この世に来てくれて・・・
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忘れたものは・・・
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胎内になかったかい?
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お父さんは普通の人でとりえがないよな・・・w
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何度も海へ行ったっけ・・・
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貴女は釣りバカのお父さんを雲から見てた?
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お題に合わず、お粗末でした。
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など・・・即応用可能な鉄則。雑学書として読むと面白い。