ああ、トオちゃんカアちゃんのサッカー

murasameqtaro2011-03-01


ビール片手にプロ野球を見ながらリラックスし過ぎる。350ミリの缶が試合が終わる頃、六本は無くなる。ちくしょう、東野が打たれちまった、巨人も俺も、あしたこそも頑張ろう、と。



だまらっしゃい!
ツマンネバラエティがアマリに多く、他のテレビ番組は殆ど観ない。このスタイルがトオちゃんたる、私のライフワークの一部を占めていた。で、サッカーなんだが、ラグビー同様、このスポーツにも興味が無かった。
観戦は天皇杯の決勝、それも鹿島アントラーズが出場する限りのものだったね。



野球ならば5点差などちょっとしたチャンスで逆転出来るけれど、サッカーはそうはいかない。
ここが面白くないのであった。
5-0ならフルボッコ、コールドの完敗である。
それにも増してだいたいあのサポーターが嫌いなのであった。
ヤツラの異様なノリをニュースなどで見るにつけて、


この応援は俺には出来ん


と確信していた。
しかしそうではなかったのだ。
あの中に身を置いてしまえば、体が自然と乗って来る。
止めようにも体がうずうずと動いてしまう衝動あり。
自分の体の中にもラテン系のルジラが流れているのでは?と不思議に思ったものでございます。



県内に鹿島アントラーズがある。
いや県内といってもここからは東京より遠い。国立競技場へ行った方が早っ。いや、もっと近い柏レイソル40分があったなw
鹿島は鹿島灘以外興味はなく(釣り)、鹿島神宮にも一度しか行ったことがない。スタジアムがなければ、鹿島神宮と釣りしかイメージにない。工場が多く、県内では臨海工業都市のイメージがある方もいるかも知れないけど、神社仏閣巡りとか釣りを趣味とする人でなければ、まず足など踏み入れない街である(失礼)。



で、三年半少し前頃にチケットを貰い、物見遊山で鹿島スタジアムへ初めて行ったのである。
行ってみたらスタジアム以外には何もない。アントラーズが来るまでこの街の人たち、いったい何が楽しかったのか?
サッカースタジアム。これから目を外して見ると、多くの地方都市がそうであるように、あっても居酒屋とパチンコ屋、不良はコンビニ前にうろうろたむろする。



しかしだ、自分はスタジアムで驚く発見をした!
テレビ画面に写ったサポーター様は確かにみんな若い。様様なメイクをほどこしたガキどもばかりである。
ところが鹿島のサポーター・・・これは層が違っていた。



「おおっ!ゴールだっぺや!!」とまでさすがに訛ってはいなかったが(茨城は訛り多いと言うが県南は標準語です。老人は別だけど)、地元のおとっつあん、おっか様が燃えまくっているのであった。もっとも日本人的であるはずの茨城のオヤジたちが、若いのに混じってラテンのノリに身を任せていたのである。



五穀豊穣に感謝するお祭りであっても、ここまでノレはしまい。



いつの時代に先祖様がラテンのルジラと交わったのか知ったことではないが、日本人とは元々こういった民族なのであろうと、鹿島のトオちゃん、カアちゃんが教えてくれた。
その熱が伝播されいつの間にかオヤジの私もオヤジたちと同化していたのだった。



他のスタジアムは知らんが、地元のノリはこれに似たものがあると思う。しかしこのコーフンを享受出来る土地は少ないと思われる。
青森、岩手、福島、秋田、長野、石川、福井、滋賀、奈良、和歌山、島根、山口、香川、高知、長崎、宮崎、鹿児島、沖縄・・・このあたりにはJリーグはないはずである。
鹿島の歓喜を、より田舎の地方都市のオヤジ、オッカアに分けて差し上げたい。カラオケとパチンコ、居酒屋だけではつまらんだろう(失礼)。



まあプロ野球もテレビ放送が激減し、サッカー観戦(特に地方都市)をしながら、今年はビールを飲むことになりそうだな。開幕はもうすぐだな
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ペンフレンドwww死語だね・・・歳がバレルなあw
これ、いつの日かアコギで弾き語りしてようつべにアップしたい

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百物語 (新潮文庫)

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故、杉浦向日子さんは絵を習っていた学生時代に、江戸文化に魅せられた。大学を中退して時代考証作家に弟子入りをする。徹底して江戸の風俗と暮らしを学ぶ。何を食べ、何を着て、どのような毎日を送ったか?何に喜び、何を恐れて、そして何を楽しみにしていたのか?私は時代物のDVDを観る時、この本を思い出しながら「違うじゃないか」とか「そうそう」とか頷きながら、楽しんでますです。若くして夭逝した杉浦さん。年月は過ぎたけれど、今だNHKで笑みを絶やさず解説しているような気がしてなりません。