旅の軌跡 一 北海道登別 1/10

登別

色んなシリーズものを書いたはいいけれど、今だ完結していないものが多いですなw
大山倍達伝や、UFO論、個人情報保護法について、簿記会計の生意気にも解説と来たw、国家の為に死ぬこと、あずみシリーズ等等。



増やす事は本意ではないのですが、昨日も含めて過去の時間を日毎に償却する、と言ったコンセプトであるならば、思い出の地は、本来最初に書くべきことだったのか、と思ったりしてますです。まあ日記形式にする前までは、小説(と呼べるかなw)を書いておりまして、タイトルを変えた以上、内容も変えないとなと思ったりしているわけです。ましてや小説の方は編集し直して独立させたわけなんで・・・今まで私が旅行した地の印象などを書いてみようと思います。



これには社員旅行とか町内会の旅行などは入れません。
酒飲みの私はその手の旅行には、いったい何をしに行ったのか解らなかった事が多いものでしてw
バスの中で飲んで酔っ払い、温泉やら風景に喫することもなく、夜の宴会や地酒を目当てに行ったようなものです。その中にはひとつも物語りはないし、ゲロを吐いた時間ばっかしでw
よって私の半生において結構重要な位置付けになった場面が多い地とか思い出深い印象を語ろうと思います。で、前置きが長くなったけど、随分昔の話ですが、北から順に始めます。



大洗港から太平洋を北上して、当時片道20時間の距離、これはフェリーですけどね。
今はその名がないようですが、「ばるな」という客船でした。
北の大地に初めて立ったのは室蘭の港でした。迎えに来てくれたのは○子さん・・・彼女の運転で彼女の実家へ初めて行きました。


私の家は電力会社に勤務するサラリーマンの父親と、工場のパート事務員の母親、それと元々米屋さんだったので、祖母がそっちをやってました。
祖父は私が生まれる前に亡くなっておりまして、写真でしか知りません。
かつては小学校へいろんな物を納入していたらしいのですけど、
まぁ時代の波に流され米とか酒とかの専売品店は淘汰の一方で、
近くの町に皆さん買いに行くようになって、祖母が細々と近隣の固定客相手に営業していたものです。



で○子さんの家へ行ってびっくり。これが大豪邸なんですね。
親父さんが小さいと言えど、会社を経営してると聞いてはいましたが、彼女はお嬢様って感じでなく、あれえ〜?と凄いモダンな作りに驚いたものでした。



おいおい、たかがサラリーマンの愚息と会社経営のひとり娘さんでは、格が違うんじゃないか、と。
朽ち行くアバラ屋の実家が頭をよぎり、こりゃあ帰ろうかな?とか少し躊躇したものです。
で、紳士然とした頭のいいお父様が出てくるのか?話の内容について行けるか?などともじもじ恐縮して待っていたら、「よう、よく来たよく来た。疲れたんでねえか?まず風呂さ行こうか?」と即座にニコニコ顔でこれでした。



「風呂って銭湯ですか?」と私。
「いや違うべさ。このあたりにはね、温泉が多く銭湯とは呼ばないのさ。温まるよ?」
「ま、それは後にしたらいいじゃない。今日はMくんの歓迎会だし」
彼女がそう話してくれたんですな。
夕食のもてなしも凄かったものです。というか決して高価なものではなく、実に丹念に作っていただいた、って感じでした。



「ホテルなんて予約してねんだろ?いつまでも泊まって行くといいべさ」とニコニコしたお母さん。
あれあれ・・・初対面なのに実に気さくな一家だな、と。



広い大地に育まれた家族は雰囲気も心も実に寛大でした・・・



〜続く〜

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ズートンスーツに身を包んだ一世風靡セピア。科学万博の最終日、お祭り広場で見ました。哀川さん、柳葉さん、小木茂光さんは俳優に転向。私は松村冬風さんが好きでした。

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時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)

時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)

SF・・・時空ものが好きなんですね。私のプライベートな愚作
箱舟が出る港、も時間SFです。
著者の作品は宇宙に関する物が多く、初めて時間をテーマにしたものと思う。過去を変え未来を修正しようとするターミネーターシリーズにも似てはいるけれど、この作品の違うところは、人間そしてアンドロイドであろうと、過去を変えれば現在の未来には戻れないという点がひとつ。老ヴォールの惑星も面白かったけれど、こちらも手に汗を握る展開が続きます。
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北から電話でもあるかな?なんて期待してたりして・・・w
まああるわけないよなwではちょっと近くへ出かけます、お休みなさいまし・・・