二時間推理ドラマのつまらなさ

murasameqtaro2011-03-05

だいたいが似たようなストーリーです。


岸壁あたりで犯人が刑事と話すラストも毎度。その後パトカーの咆哮が聞こえジ・エンドなり。
予測など出来なかった展開などは二時間ドラマには無用である。
ドンデン返しもたいてい予想内の範囲と来るwおかしいな?とアラ探しの余地も残してくれる。そして出演者もそう。
例えば寺島しのぶさんが出たら、何かしでかす、結城しのぶさんが出てきたら、愛人殺しのクセがあり、決まって哀しい過去を持つ女である(笑)
元々アラの多い原作であって、しかも短時間のドラマに仕立てあげてくれるのだから、二時間ドラマはイチャモンのつけ放題。
まあそれを喜んでいる人もいるようだけど、ブックオフで105円の本格的推理の短編集でも買ったほうがマシですな。



原作は西村京太郎、山村美紗、斉藤榮、赤川次郎ものが多いようだ。
ってかホトンドこの作家達じゃないのかな?
しかしだ、これが本格派推理作家の島田荘司綾辻行人などならこうは行かない。
小説としては上記常連の四人よりとんでもなく面白いのだが、読んでいて登場人物のキャスティングが実に想定しにくいのです。人物の多面的な書き込みを前にして、諦める以外なし。



二時間ドラマに出て来るような片平なぎささんとか船越某とかの俳優では、到底無理と思われるキャラがこれでもかと登場して来る。さらにストーリーは常に読者の想像など遥かに超えたどんでん返しが用意されていて、突っ込み不可能な緻密な構成という決定的な欠陥を持って、いる。だから本格推理は二時間ドラマには向かないのだろうと思います。



故・山村美紗さんはどこか忘れたが短大で「小説の書き方」なる講義をされていたようだが、あれで小説を自認されたら他の小説家は怒るのではなかろうか?
また西村京太郎さんも同じ。年間何冊の新作を出されているのか知らないが、実に著書は多い。
裏返せば中身の薄い内容とも言える。また文体も句読点が多く実に読みづらい。
どうせ西村ならば西村寿行さんの徳田警視物の方がそのキャラといい発想の見事さといい、キャストの名と言い遥かに面白いが、哀しきや、それほど多くないのですね。



とりわけ京太郎、美紗のコラボ。
なんとか見ていてたが、呆れ果て、すでに数年前から視聴するのを辞めました。

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娘が小さい頃チューチュートレインに乗せましたね。
秋田のふるさと村というところでした


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