曇り時々雨

曇り時々雨

テレビや映画に登場する医者様、これは何を専門としているかというと、あれま、ほとんどが外科医のようだなw


外科医としてメスさばきに全てを賭け、名誉、富、女すべてに貪欲だったあの財前教授も、なかなか格好がよかった。
まあ患者の命を外国などに行っていて、死亡させた医者を栄光のままにジ・エンドと残すことは、さすがに山崎豊子さんも遠慮したのか、ゴローちゃんを癌で葬り去ってしまった。
あのままさらに出世して、 医学部長だの学長だのになっていたほうが、悪の巨塔として社会の論議を生んだことだろうよ。


■ドラマ白い巨塔

http://so.tudou.com/nisearch/白い巨塔/?f=hint


外科医は刑事同様ドラマになるな。
切った、張ったはスリルがあるし、棺桶に眉あたりまで突っ込んでいた患者が快方に向かい、物語の広がりを構築しやすい。


これが耳鼻咽喉科だの泌尿器科となれば、その医者様の中に格好よさを見出すことはヒューマンドラマとして間違いなく不可能。
酒に焼けたダミ声だの、勃起を忘れたキンタマや、いぼ痔などを直す医者が主人公だった場合、素晴らしい愛やらお涙頂戴のストーリーを重ねても、まず視聴率は望めまいw



俺か?
格好よくはないな、仕事も裏方で、叩けば埃が出る体かもよw。まぁ・・・曇り時々雨の過去が多かったな。

でも幾度と知れず、うっすらとした微笑み、を相当なひとたちに与えたことが、あるもんさ、助けたもんだ。
相談ごと悩みごとを聞いて、人様の心の医者になる場合もあったもんだ。


心にメスを入れて、その時の風景を取り出して、
曇り空のスクリーンに投射してみるのも、たまにはいいもんだ。



俺も人の役にたったことがあるってなあな・・・
誰か格好いいと思ってくれたかなW


今度癌でも罹患したら、日本刀あたりで自分で切って、自分で治してみるかw



まあこれは冗談だが



少ないよき思い出で、自分を癒すこともいいもんだ。
自分の主治医は自分だな。



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

怯えの時代 (新潮選書)

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歴史を紐解けばこれほど人間が無力な時代はなかったかも知れない。

個人、国家、地球。
それぞれのレベルで解決出来ないことに気づき始めて、いる。

著者は哲学者である。