謹賀新年のReintegration

murasameqtaro2013-01-04



昨年12月31日は実に暖かく、
予定していた明治神宮への初詣も
柔らかに済ますことが出来ました。
まぁ個人的には靖国神社にしたかったんですがね。
賽銭箱、いくら入れたかというと五円です。



中学時代の連中五人と常磐線土浦駅発20:22
生意気に特急フレッシュひたちで出発し、
上野到着は21.00少し。
公園口右、ここに希少な喫煙所あり。
夜明けまでどこで飲むといろいろ思案したのですが、
結局新宿。
東京で飲むのは何年ぶりだったか?
まあ喧騒もたまにはいいものです。
しかし高いですな。
安っぽい居酒屋なのに大ジョッキ一杯千円なり。
続いて行った原宿もコーヒーに小さなケーキ付で、
1500円と来たw
ケーキなんてのいらないんだが、セットである。
まあ大晦日付加価値をつけてるんでしょうけどね。
同じ水ションベンと消え行く除夜の鐘、お粗末。




一日、元旦。
ぐったぐたに酔いながら今度はTXで帰って来たんですが、
この日も暖かく寝るのが勿体ない日和。
しかし大酒のダルさには適いませんわ笑
眠い眠い。
お天道様が呆れてます。
午後14時ころから寝てしまい、
気づいたら二日朝、八時ころになっていた。
何でも起きないのでまさか死んでいるのでは?
と家族が見に来たようです。
だらしないですな?



家の者とろくに話すこともなく、
まぁこの三日間というもの、PCで映画を観ながら
離れの部屋で飲んでは寝て、
寝ては飲んでの繰り返しでした。
ったくだらしないですな!




そうか・・・家の者、家庭ね・・・
まあ人様の家庭をとやかく言える立場にないけれど、
家族のひとりひとりが
いつも楽しく過ごしているわけではないですよね。
何不自由なく見える平和な家庭であっても、

コレってひとりひとりとなれば、
憂鬱な問題だの困難に悩まされている事、

それが普通でしょ?



ある子にとっては望みの学校に入ることが
天下の一大事であり、
ある子にとっては恋人に振られたことが、
人生の大問題。
子供の問題は親父の転勤やリストラの悩みより
重大な問題なのであります。
加えある80才のばあ様にとっては
神経痛が来る冬が一番の悩みときた。

みんなそれぞれ独りで悩み、あるいは暇を持て余し

その意味からは
俺もそうだが孤立していると言ってもよし。



こうした家族たちの分散されたハートを、
家族として取り戻し、
あったかく結合する場はありますか?



夕食、茶の間。
かつてこの場は結合のためにありました。
腹減ったメシ食おう、
という人間の本能のミナモトを満たす行為。
これを媒介にいちんちの悩みとか孤独、
退屈を語りそれぞれのハートを抱きあう場合、

夕食の場は家族のReintegrationでしたねぇ。
星一徹のような頑固オヤジを中心に、ねぇ。



夕焼け小焼けで日が暮れて・・・
すばらしき日本の童謡。
安らぎと
日本独特の美しき伝統が満ちていたころには、

多くの家庭には
そうした意味の夕食の場があったと思います。



家族の語らいや星一徹に代わったのは
つまらんテレビ、つまらんゲーム、多機能端末。
これが家族のハートをさらに分散させてしまう。
暖かく懐かしい家族の声ではなくって、
お笑い芸人の基地外キイキイ声や
どいつがどいつか理解出来ないAKBの胡散臭さ、
ゲームの効果音などが茶の間を支配しています。



オヤジの憩いの場は女房や子とらの語らいよりも、
赤提灯で頭に来る上司や
小生意気な下っ端のこき下ろしにとって代わられるほど、
心は過労とストレスに歪められて、いるんです。
そしてキッチンには昔のように、
オフクロの味を刻むママの姿は、ない。
家やマンション車のローン子供の学費を助けるために、
手近な職場に奔走している。
工場生産によるカレーや味噌汁焼き魚などが、
電子レンジの中に入れられるのを
どの家庭の冷蔵庫の中で待っている。




まぁ自室でビタミンの飲料材なんて飲んでいる自分。
そのような夕食の摂取の仕方になってしまった。


古いものを取り戻さなきゃ俺も、日本も。


「よいしょ、どっこいしょ」と。
なんともだらしなく三日を過ごしてしまいました。
少し寂しくなりました、
こんなことではいかん、な。
と、不精ヒゲをさする。



今日は少し寒くなりましたなぁ。
さて母屋へ行き再統合の歩み寄り、
父母と語らいましょうか・・・


加え、ひとり娘へ・・・


あけましておめでとう。



お父さんは元気です。