貧しい心
いつまでも若くて美しくありたい。
そう思うのは何も女ばかりではないでしょ。
不老長寿は全人類の願いでしょう。
織田信長の時代は人生50年が、今や六割も延長とあいなりました。
産まれた刹那から人は死へ向かって歩いていきます。
生きている限り受け入れなければならない現実であります。
受け入れる以外なし、仕方がありますまい。
人は哀しいですな・・・
そうするといつお迎えが来るのか知らんけれども、
優秀な庭師に手入れされるように美しく歳をとりたいもんだと。
子供にゃ子供、若い人には若い人、中年オヤジにゃ中年オヤジ、
それぞれの美しさというものがあります。
それぞれの年齢に合う美しさを徳としている私は、
美容整形だの痩身術だののごまかしは必要としません。
物理的に時計を遅らせる事は好きではないです。
らしさ、
というものを徳としております。
人は重力に適わないだし。
美容整形他には限界がある。
髪も脳も皮膚もどう暴れようともいずれ下に落ちて行きます。
例えば八千草薫さん。
若い頃の画像を拝見させていただきましたが、この方には整形の痕跡などありませんな、私見ですけどね。
まったくお変わりありません。
相応の自信とか達成感とかに満ちた静かな美しさを醸し出しております。
新緑のみずみずしさなんてのはありませんが(失礼)、
若い木にない古い木の味わいとでも申しますか。
お顔は変わらないけど、渋み、ってコレを言うんでしょうな。
お歳を召され羽衣でも纏ったような軽やかさもありますね。
いい女優さんです。
前回の日記にも書きましたが、
新年会参加者の最高齢は88歳の方でした。
緩やかな勾配なら少し長くとも一気に自転車で乗り上げる力を持ち、一方顔は穏やかで心優しい印象のお爺さん、地区の皆さんは「あの人は化け者だから」といい意味で話しております。
お酒を注がしていただいたとき、はっとする美しさに暫時見惚れたものです。
就いていた職業とか学歴あるいは資産などに、美しさは関係ありませんな。人生の詩であり生き様の決算、考えの集大成とでも表現しましょうか。
加えれば常総学院野球部元監督、木内幸男さん。
今年83歳だったか・・・4だったか、
↓この時81歳だったはず↓
実に美しい笑顔と私は思いますよ。
リアルでも何度もお見かけしておりますが、
生きることの達人のような美
があります。
まぁ老いて美しくなるならば、
毎日の生き方が大切なんでしょうな。
気が短いせいかどうでもいいことに頭にきたり、
努力なんてほとんどしてなく、
体に良くないものを毎日飲んでますよ。
ダルイ日々ですよw
今は歳より若く見られますけど、これは苦労してないからです。
今はですけどね。
そりゃ人様に言えない苦労はありましたよw
公私とも大変だったことが何度もありました。
公(仕事)では地獄も見ましたね・・・
それから苦労することを避け、ごまかしで生きてきたようです。
眉間の立て皺が一年ごとに深くなり、
より人相が悪くなった感じですな笑(昨年職務質問もされた)。
元々は甘く優しい顔だったんですがね?笑
ここ六〜七年の間でなじんでしまったことは、
実に改めにくいものです。
まぁ心が貧しかったんだと思いますよ、なぜなら苦労してた頃が懐かしくて・・・たまに夢にも出ますしね。
貧しい心のパターンをこれ以上引っ張りたくない気持ちアリ、
です。
まぁ老齢は避けがたいものであります。
新年会で初めて御相伴にあずかったお爺さん。
あのにこやかな美しい顔になるには、毎日の過ごし方にかかっている、これは確かのようです。