Coin-operated laundry blues 1

  コインランドリーブルース

コインランドリー、利用したのはたった二回だ。


黄色い液体の嘔吐につぐ嘔吐。ぶっ倒れてしまった。
かかりつけの病院へ運んだ。
親父である。診断は腸閉塞。
思えば私が小学六年生の時か・・・胃潰瘍を患い大出血、
一時は生死の間をさまよったけれど、なんとか事無きを得た。
それから気管支炎やら、大腸ポリーフやら、前立腺癌やらで、
何度入院したか・・・大過ぎて数え切れない。


そして三人の愚息たち。
長男の私も遺伝で胃腸は悪いけれど、
入院したのは今までの人生の中で、
たった二度だけ。それも三日〜四日である。
煙草は勿論大酒を食らっていても、
たいした大病も患っていない。
体は鍛えた成果もあり、結構頑健である表面上は。
が、これから必ず反動が来るに決まっているけれど、
三人の子供たちのあるいは罹患すべき病全てを
父親が引き受けているようだ。
特に次男は風邪とかはともかく、
病気らしい病気は一切していない。



布団を洗ったのは事情あって暫時土浦のアパートにいた時。
そのアパートは何の因果か、
親父が生死の境をさまよった協同病院のすぐ側だ。
あのアパートにはいい思い出はない。



朝五時に電話でたたき起こされた。
病院からの電話であった。
すわ、様態でも変わったか?
と刹那心臓が鼓動したけれどそうではなかった。
点滴を自分で抜いてしまって、病院の中を、真夜中に徘徊してた。
もう退院なので出て行く、と当直の看護士さんを困らせたとかだ。
医師からは退院許可なぞ下りてはいない。


もっと生きたい親父と
人の世話になってまで長生きなどしたくない、私。


遠くに居る高二の娘を以後どう守ろうか。

親父を超えられるか?


スーパー。
やはり米に目がいく。
米さえあればとりあえず食べることは大丈夫だろう。
先日娘に送ったけど、また10キロ購入して。
明日着くと思う。



8分で100円。
ランドリーなど利用したことのないお袋は目を輝かせた。
杖をおいて椅子に座り、回るそれを見ていた。



数多の意味で、どうやら正念場が来たようだ。

〜続く 全三回 〜

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確かに川の魚だ。流れは容易に変えられない。



当ブログ、閉鎖は何度も考えました。
けど読んでくださるかたがひとりでもいる限り
続けようと思います。
開設して8年4ヶ月になります。
今まで訪れてくださった皆さん、
改めて御礼申し上げます。




頑張ろう日本。


頑張れ安部救国内閣。





天皇陛下万歳














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10月3日・・・
ご飯炊いたあと親父が入っている病院へ洗濯物を届けてきた。
家にお袋はいるけど、足が悪い。
やはり家は女手がないと非常にキツイものがある。
出勤まであと20分。


娘に送る筑波銀行のATMカードまだ届かない
申し込んで六日目。









10月5日

今日も親父の入院先病院へ・・・
「息子さん長身でイケメンですね」と言われたようで、www
少し元気になったことが嬉しい。
けど180cm近く背はあるが息子さんはちっともイケでない。


看護婦さんに感謝・・・ツボを知っている。


10月7日
向こうが来るのが筋。
けどいかなきゃならんか、東北・・・。
空いてる時間など、皆無に等しい。


失礼存分向こう側。
しかし行くべきだろうな、
当方無視を決め込んでいたが逢いに・・・
無視していた元凶はもうこの世にいない。
子供にはなんの罪も、ない。
秋田・・・。足が重いな。
あんな所二度と行くかと決めていたしな。




10月9日
【女子高校生の一ヶ月の小遣いはいくら程度】
高2の娘が遠くにいる。小遣いの道が無くなって、
これから当方から送金しようとしている。
検索すれば一ヶ月5000〜10000の間が一番多いとか。
しかしこれは携帯代親もちの数値と思われる、
一日千円、よって一ヶ月30,000円。
今までの自分の小遣いと同じ額であるw
まあ自分で弁当作って、昼食代を浮かす以外あるまい。
煙草は辞められないししなぁ・・・。
携帯一万、
残りは好きなように使えということで30,000円にした。

ああっ、来月は修学旅行か。ミジメな思いはさせたくないな。、



10/10

生きる意味が見出せず正直疲れたわw

前途を悲観・・・
ってかもうこんな生活を長くやっている。
光が一向に見えないね。

さてどうするべきかと思慮したが
用意はしてない。

なんだかちっともいい事がなかった。

薄幸は運命なんだろうな。



頑張れと言うが、人にエールを送られるほど未熟ではない。
どんなに頑張ろうが工夫をしようが変化なし、
むしろ変なものが憑いてきて、悪くなる一方だった。

おてんとう様は盲目か!と。

だから良くなると思われる努力は一切しないことにした
悪事をやっていても潤いのある人生を送っている者もいる。