市長橋下徹VS在特会桜井誠 一

早い話が蓄積された理屈の天才VS芸人以上の話術の対決
と思っていたが。
結論。
対決も何もただただ、短い時間を費やしただけに見えた。


どんなゴロツキであっても真実を訴えれば武器になる。
勿論桜井誠氏をゴロツキと言っているわけではない。
橋下徹氏は桜井誠氏をゴロツキが何を言うかと、
甘く見ていたのではあるまいか?
以下敬称は省かせていただきます。



橋下徹
この方は実に弁が立ちその源泉である頭脳も素晴らしい、
対談?までの偽わざる率直な印象だった。
さすがに弁護士、偏向が得意なマスコミに孤軍対峙し、
完璧な理論武装の上、反論する姿勢に共感をもって
敬意を示したものだった。
しかし理論構築ではなく真正面から挑む桜井の姿に、これは?
と面食らったと思うのです。



弁護士という職業。
クライアントを有利に導かなくてはいけない。
しかしながら桜井はマスコミ所属でもなく、
法廷の場に出てくる者でもなく、
三者の立場である。



推測するに橋下にとり
公の場で初めて対峙するタイプではなかったのかと。
相手がインテリでなく、たかが極右の親玉、
しかも高卒の分際で何を言うか。
この驕りがあったと思えて仕方がない。
と同時に手法は乱暴だが、
マスコミと同様揚げ足を取らず偏向な姿勢をとらず、
ストレートにものを言う桜井に対して
戦略を考えていなかったに違いないと思う。



数字はひとつだけが真実である。
1のものは1であって2にはならない。
言葉とか姿勢とかで真実たる1を2に出来ないものだ。
真実はひとつでありそれを追究するならば
弁護士ではなく会計士になるべきであろうかと。


桜井はそこ突いてきた(というより計算されたものではないはず)
ストレートで物を言う桜井を研究してなかったに違いない。


桜井が投じた球に対して
「議員になってから文句を言え」
と話しを変化させること。
相手の言い分を聞かない。
聞か猿という仮面をかぶってしまった。


直球を投じられたので、変化球に強い橋下は面食らった。
その場で打ち返す技がなっかった、
政治という魑魅魍魎の世界に棲んだことにより、
ストレート対策を忘れていたのかな、と。


おそらく橋下は数字に弱いはず。
スライダーやツーシーム対策には強いが
真っ直ぐには弱いタイプ、そうみた。
かといって桜井が数字に強いとは言わない。


あれは、地、であろうかと。




二に続きます。