元宮ひろ志 男樹〜時間の速さ

時を追い振りかえるもの。
それを中年と言うかもしれない、
励まされた媒体は山はほどある。
例えば憧憬たる懐かしいアイドルが、昔と変わらない容姿で
恥じらいも無く、生き生きとビキニでグラビアを彩ったことなど。
一昔の前までの時の概念は少し後退したのかもしれない。


生き急いでいるのかな?
物語の世代交代が実に早いのが、自分が好きな、本宮ひろ志作、男樹の話。
村田京介の女房は、50才前後のはずである。
ところが村田四代目を読むと、京介さんもとっくに死に
警察官の娘、あの清純で白いパンツしかはかない憧憬のお姉さんも
京介さんの女房も80才近くの年齢に描写されてます。

いったいこれは?あれ?


初刊から読み、京介さんを知る者に対して、裏切りでしょうが。
話が異様に早い、てか、何がなんだか解らなくなってきてます。
まあ男樹村田京一四代目のラストで
村田京勝が叫ぶシーンは、次もあるよねの毎度のものでしょうが、
毎度の内容が続くだけと思います。


元宮さんは老年でしょう。
もう同じ手法の繰り返しはやめたほうがいい。
山吹の標に感銘しておおよそ元宮さんの作品は読みましだが、
物語の内容は山吹からほとんどずれることはない。
つまり斬新さが無い、ということです。
少し手を抜いてますねw



何を急いでます。
経過した時を戻そうと努力する姿には同意しますが、
超越する姿勢には賛同いたしかねます。
読者は同じ世代を生きたことに惹かれるものです。


まあせっぱつまった紙媒体、出版社の意向もあるんでしょうが。


山吹以前の菊村大助さんはまだ60歳前後のはず。
憧れていた大場久美子さんはまだ50才半ばのはず。
そう、村田京介さんの奥様、久美子さんとおない年だと。

大場さんは自分を磨いた。


お決まりのパターンは、
長年のファンに対して失礼なんではないのかなw
次村田京勝が暴れ・・・www
漫画家は結末が知れたらおしまい。

元宮さん?
まあ長生きしてくださいませ・・・