残照 娘との夏〜1

東北自動車道
古川インターを降りるとあとはナビ任せ。
と言っても私の愛車グロリアグランツーリスモ、通称Y34は古く、
ナビの音声が壊れてしまったw
後付した安価なそれも、高速へ高速へと導き、
ご主人様の言うことを聞かない。
大崎市栗原市?こんな街があったっけ?
と頭を捻りながら運転する。
まあ平成の合併で出来た街なんだろうが、
近くの温泉の名でも採り、
鳴子市のほうが解り易いか。
いや、鳴子は松島近くと思っていたから、
海岸の方へ行ってしまうかw



ナビ通りに車を動かしたら
とんでもない山の中を走るハメになった。
秋田県湯沢に出たい。
地図見ると古川からたいして遠くはないと思ったが、
とんでもなかった。
今まで通り北上江釣子で降り、
横手方面の道を選んだほうがよかったな。
秋田自動車道は嫌いなので(遅い)
ならば信号もない下道でも早々変わらない。
走る車の数も少なく、スムーズに行ける。
ただし飛ばしすぎ警察に捕まる可能性は高速より高いけれども。



まあ鳴子から覚悟を決め小安狭を抜け湯沢を目指す。
山だらけw
まともな集落が、ない。
きつい勾配を曲がりながらやっと視界が見えてきた。
そう思ったら懐かしい場所に出た。
それが硫黄の香り流れる川原毛地獄でした。