学祭に行く

長い坂を登る。


卒業してから初めて、○6年ぶりに母校の学祭に行ってまいりました。
まあ娘が同じ大学に春入学したので、
それがなけりゃ学祭など以後一生ご縁がなかったかも知れませんね。
マスクが馬鹿娘であります。


しかし人が少ない。
私も今の後輩に言える立場ではないのですが、
現役時代四年間の中で、参加したのは一日だけ。
好きなバンドのライブも行くのが億劫で寝ていたほうがいいやと。
いや・・・デートしてたっけなwww


まあ卒業前の最後の秋にゼミで模擬店をやるというので
仕方なく参加しました。
単位やらねえとか言われたのでw


私は落ちたら一等さあ歩きなさい、
と落とし穴を企画したのですがwばかばしいとかで通らず。
でカレー屋さんときた。
当たり前ですがあんまり売れませんでしたね。


味はレストランでバイトをやっていたUが
店から仕入れたため旨かったのに・・・
模擬店は腹にたまらないものが一番。ご飯ありはなどもってのほかです。
実際イカ焼きとか焼きソバ
フランクフルト豚汁などが盛況を見せてましたっけ。
しかしながらあの頃の模擬店は実に多かった。
テントとテントがぶつかるなど
今の三倍以上は間違いなくありました。
思うにあの頃と比較して大学の数が増えたこと、
それに反比例して学生の数が減ったこと、
遊びも進化して学祭行くなら別の趣味遊びに使う・・・
こうなっているのかなと。



なんかの歌の歌詞で「人の姿も変わった」
というフレーズがありました。
あらためて学校に行くと変わったも変わったで・・・
茶店の店主のように私はとっくに 傍 観 者 の立場であることを
まざまざと認識した次第です。
ええっ、そんなに歳食っちまったのかい、
最近までアンちゃんだと思ってたのに。
まあ時の流れは速い・・・。



本当に私はあの広大なキャンパスを闊歩していたのか?
あれは夢ではなかったか?
と思いながら
長い坂道を振り返り振り返り・・・帰った次第でした。



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
小説 箱舟が出る港 は全面改訂し、こちらに移動いたしました。

http://ncode.syosetu.com/n0806dn/1/