あずみ 壱 木下馬琴

murasameqtaro2011-01-09

新刊を買い、ブックオフへ売り、また古本を買い売り、読みたくなった近頃デジタル書籍を買うといった悪循環なのですが、
それほどこの漫画の脇役には魅力があります。


何度も読み返している、自分にとってはいい本なんですな


愛読書として長く持っていればいいのですがね。


買ってもたかが105円だとの頭があるんですな。






一方家でやかましいのです。
置く場所も少なくなった。本だらけw
また漫画買って来て!本だらけ、片付けないし、とw


小説はおKなんだけど、釣り竿や漫画、武道具などに関してこの家はうるさいんですよwまぁ衝動買いが多いので、叱られるのは解っているのですけど。賭け事はやらないし、食事にも文句はつけない、ビールは飲むけど、風邪ひいたのでタバコは3日辞めているwこのくらいいいじゃんかと思うのですけどね・・・


世の中便利になりPCで漫画が読めます。ヤフーのプレミアム特典で安価で販売していましたので、西の雄編の続きを買ってみました。
時にはカバンの中とかワイシャツの下とかに古本を隠して、玄関へ入るといった惨めな行為をすることも少なくなりました。

で、
主人公あずみにはさほどの思い入れはなく、むしろ脇役に感情移入がし易いし、魅力的です。


個人的に好きな脇役を新たなシリーズとして挙げていくことにいたしました。

初回は一番好きな


木下馬琴


に致します。年齢にして推定33歳程度?でしょうか。



幕府に改易を命じられた西の大名(姓は不明・信綱殿)の家臣です。妻は病死、寡黙な男です。地位は描かれてませんが、剣術指南役と思われます。婿殿であり、わがままな義母の苦言、慢性的なオモラシの世話にも嫌な顔ひとつせず、献身的に面倒を見ます。義母とふたり暮らし、子はいません。城下随一の剣の使い手という評判。評判に異を唱える他の五人の剣客には目もくれず主君と義母を守ること、そして己の剣の技を磨きあげることに生き甲斐を感じている剣客です。


金地院崇伝と柳生宗矩の謀略により西の大名の居城は、邪教を植え付けられた忍びに攻撃を受けます。馬琴は義母を守りながら、何人もの敵を倒し、主君が居る天守閣へ登ろうとします。
途中馬琴の剣の腕前に批判的だった剣客のひとり、丈山が倒されたと聞き、その細君があわてて現場へ行こうと庭に飛び出し、「まだ危ないですぞっ!」と後を追います。
ここで五〜六人の忍びと遭遇、再度戦いとなりますが、馬琴は細君に迫る忍者に愛刀を投げつけ一時は助けました。そしてふたりの敵を倒しますが、小刀が折れ前後から切られ死んでしまいました。丈山の細君も切られ・・・結局助けられませんでした。


あずみの言動からも、倒した敵の数からも、城下一の腕前であり、人格者だったことは確認しました。
出来たら敵の三人の首魁、紫苑(女)、強羅、景井との戦いを見たかったと思います。特に剣客五人衆の内丈山を倒した(といっても三人かがり)強羅との対決が見たかったですね。



仮にあずみと対決したならば。
五分とは言いませんが善戦したキャラのひとりでしょう。
そして他のキャラと比較すれば・・・
倉石左近最上美女丸と、おっつかっつの腕と思われます。
柳生宗矩?簡単に倒せる腕を持っていたはず。



もし第三弾としてあずみが映画化されるとすれば、
話は西の雄編に舞台を措き、
木下馬琴役には浅野忠信さんに演じてもらいたいと思いますね。



斜陽に立つ

斜陽に立つ

乃木希典。彼は司馬遼太郎が語るように、本当に「愚将」だったのか?それとも「神」として崇められたがゆえか、司馬の影響なのか、その生身の姿は語られていない。
しかし乃木はいかなる思いで最後の日を迎えたのだろう。
不幸感を背負い、�・2の地位を生き抜いた児玉源太郎と、憂い顔で斜陽に立つ乃木の寡黙なる生き方への共感。その人生の軌跡、友情を描きながら戊辰戦争から日露戦争、乃木の自殺の日までを追った名作です。