小渕経済産業相　沈没 - 時間償却特別感情

【「初の女性首相」どころか、政治生命すら危うくなってきた。
政治資金のデタラメが表面化している小渕優子経産相（４０）に
また新たな疑惑だ。
１２年に後援会主催の観劇会を開催したはずが、
政治資金収支報告書に一円の記載もなく、
政治資金規正法違反（不記載）の疑いが出てきた。
「小渕疑惑」はいよいよ底ナシになってきた――】

だそうです。

だいたい初の女性首相候補とか
誰が言ったのかしらんけれど、まあそんな大物なんであれば
もっともっと脇を閉めておくんでしたな。
監視カメラで領域を囲みお堀を作り鉄条網を張り扉には電流を流し
天井裏に忍者をしのばせ牙城のごとく身を守らねば。
政治家なら誰もがやっているカネの出鱈目さ、
何も小渕さんだけではありません。
するとごまかす能力もまた政治家にとって必須でしょう。
結論ですが政治家には向いてなかったと。

おかしな金の流れ多し。
明治座を借り切りの天童よしみとやらの
ショーのみに言及しましょう。

ひとり頭いくら程度の金がかかるのかよく知りませんが
常識的に考えて群馬から東京までの交通費、飲食代その他諸費用
全部ひっくるめて12000円で観劇が出来るはずがない。
その金額は観劇だけではないのでしょうかね？
私は関東に住んでますが近場の日帰りバス旅行、そう鎌倉とか赤城山周辺、
南房総付近までで、ええと、激安で10000円前後ですからね。
窮屈で疲れる日帰りパックであります。

議員の顔に譲って格安12000円でよしとすれば、
支払いは12000円で当たり前。
差異が多くとも少なくてもいけない。
営利企業ではないから差益も差損もなしのはず。

怖い国税庁怖い株主監査役がいる民間企業と違って、
網の目は大きく脆く経理操作は実に簡単だと思いますよ。
その程度の管理が出来ないとすれば、抜け道を作ることが
できないのなら総理大臣どころではない。
零細企業の経理担当の奥さん以下のレベルです。

その昔旦那のジャージやら子供のおやつとか
帳簿に費用として計上している方がおりました。
福利厚生だか雑費で処理してましたね。
個人企業に毛が生えた程度の鉄工所の経理担当。
社長の奥さん、専務取締役であります。
・・・言っても解らない。
「会社の金と個人のお金は違いますよ」と聞かせても
きょとんとしている。
「だって主人のものですよ、この会社は」・・・と来る。
「じゃあジャージ代やおやつ代はどうしたらいいのよ？」
｢それはあなたと社長の役員報酬の中から出すものであり、
会社とは関係ありません、つけるなら家計簿へですね」
と数度諭しても解らない。
そのうちに潰れてしまいましたけどね、この会社。
ひとむかし前には店と奥を混同している方が
結構いたものです。
この程度の人物だったのかも知れません。

それでもの当選は親の七光りなり。

政治家は個人では金が集められませんので、
公益法人扱いの政治団体が活動資金を集めることになります。
個人や法人による寄付によって政治活動するわけです。
この寄付だけで成立している場合は課税されません。
12000円は寄付であり、
政治活動の一環として明治座へご招待したんでしょうよ。
まあそれはともかく、差額であります。
支払いという穴を埋める手段として何を用いたか？
受け入れ不明金の一部は
おそらくご自身の懐からも出ているものと思われます。
「後援会は私のものです。私が居るので地元が潤うのです」

地元の有権者様に現物という形で利益供与した。
かたち的にはこうなるんでしょうね。
公職選挙法を犯しているのではないでしょうか。

小渕優子後援会、自民党群馬県ふるさと振興支部が政治団体。
「秘書や政治団体の会計担当が勝手にやった」
こんな場合の常套の台詞ですが、これは言えないでしょう。
よいほうに解釈すれば
店と奥の区別がつかない、即ち無知だったのかも知れない。
「知らなかった」はあながち嘘ではないのかも。
じゃないと私的に使ったものを費用に計上するなど
馬鹿なことはしないはず、ましてや重要ポストにいる方です。
あまりにも脇が甘かったですね。