ファミレス・人件費を食べる

murasameqtaro2010-06-01


ファミレスでの食事。
これはメニューにあるものを食べているのではなく、
人件費を食べているといって、いい。


ロイヤルホストデニーズ、ココスなどの
売上高人件費率は30パーセント前後。
食材の原価は30〜35であり、
食材原価=人件費と言っていい。同じほどである。


例えばココスなどでは、
聞くところによると、正社員二人、残りはパート、バイトで
回している。
にもかかわらず、これほど人件費がかかっているとは、
驚きである。


ファミレスのメニューの中で、
食材原価率が高いのは、ステーキ、いくら丼、和食メニュー。


3,000円のステーキを食べた場合、
肉、野菜、スープ、ライス(パン)などでおよそ1200円。
ウエイトレス、店長さん、調理人、セントラルキッチンで
働く人の人件費は900円ほど含まれているという。


反対に人件費の方が食材原価を上回っているのは、
コーヒー、ジュース、ビール、スパゲティなど。


ならばもう少しサービスを良くしろ!
と言いたいけれど、
せいぜい時給2,000円程度で働く人々にとって、
一流ホテルや、レストラン並みのサービスを求めるのは
どだい無理な話である。