愚かな将軍

murasameqtaro2010-07-31

牟田口廉也というとんでも軍人が大日本帝国陸軍にいた。
こいつの悪行は凄まじい。大量殺人犯と言っても過言ではない。
詳しくはビルマインパール作戦・牟田口で検索に譲る。
見解を述べてみよう。


この馬鹿者盧溝橋事件で、やらなくともよい日中戦争の火蓋を切った犯人である。
肩に負傷を負ったというが、たいした怪我でもなかったと推測される。
まぁそれはひとまず置いておき・・・


インパール作戦
二千メートルを超える高山を越えイギリス領・インドの都市インパールを攻略するという作戦である。空気が薄い山など超えれば当然兵隊の体力は消耗する。当時高山病と言う定義があったかどうかは知らないが、酸素が薄い現実。これは当然把握していたに決まっている。
熱帯地方は平地でも重装備で歩く事は地獄の行進に近いものがあると思われる。参謀本部は作戦に懸念する声もあったようだが、実行する事になる。


この過酷な条件の中殺人犯は牛に兵器を引っ張らせ、くたばったら食べると言う名づけてジンギスカン作戦(ほんとかよ 大笑)を立案、実行する。
しかしだ、案に相違し牛の食料が山には無かった(リサーチ不足)。バタバタと倒れて行き、とうとう一頭も居なくなり、兵隊が大砲などを引っ張る事になる。当然の体力の消耗。その兵隊も食料難になる。飢餓が近い。某中将は作戦中止を殺人者に訴えた。
『食料の補給は必ずする。前進せよ!』
信じた高級軍人達は言葉を信じ、食料無く倒れ死に行く兵隊を見つめながら行進する。


補給の場所に来た。空腹の将兵は食料到達を希望に行軍して来た。
ところがである。食料など梅干ひとつ届いていない。
また進撃に途中で遭遇したイギリス軍と対峙し、武器も消耗する。
どれほど落胆したか、心中を考えると涙も出る。
『約束が違うではないか!』怒髪天を突いた他の将軍達は殺人犯の作戦に非難を浴びせた。
『馬鹿者!武器が無くなったら刀で切り込め!刀が折れたら手で殺せ!手足が無くなったら噛み付け!日本人には大和魂があるではないか!食料など探せばある!無かったら敵から奪うのだ』


こんな馬鹿話は現代社会でも聞いた事がない。また似たような会社の幹部が居たら首であろう。
その頃殺人者は敵の手が届かない後方で毎日決まって酒を飲んでいた。
ただの酒飲みではない。作戦本部に作られた居酒屋風の店で女を呼び、五時には決まって飲んでいたというから呆れる。連合軍もこの情報を把握していたというから戦争など形だけの参加であり、遊びたかった愚将、と非難されても至極当然のことであると思うけど。


某中将達は作戦から無断で離脱する。当たり前だ。このままでは犬死である。怒った殺人者は中将達を左遷する。
敵前逃亡の罪あり。殺人者は軍法会議ものだと激怒する。
『馬鹿馬鹿しくてやっていられん。他部隊は可哀想だがこのまま作戦から降りる』
賢明な判断だった。

〜次回へ