南沙群島

murasameqtaro2010-09-09

青い空、そして海。
こんなところで一日釣りをしていたら、
とつい不謹慎にものどかなことを考えてしてしまう。
が、そんな風景とは裏腹に、この南沙群島の小さな島も、「領有権」をめぐる
国家同士の争いの最前線、ここも中国がウザイ・・・。


この島はマレーシアのボルネオ諸島の北側にあって、中国の領有権主張には
首を傾ける専門家も多いのである。1988年には中国とベトナムの間で武力衝突
さえ起こっている。領有を主張する国は上記ふたつに加え、台湾、フィリピン
などである。


ところがこの島の「住民」たちは中国国旗を揚げている。人間の経済生活を維持
出来ない岩は「島」ではないという国連海洋法条約をクリアしようとしているのだ。
狙いは勿論このボロ小屋の下に埋まっている石油や天然ガスである。


もともとこの小さな島は、南シナ海に散らばる数百の島と同じように、漁民など
が嵐などを避ける場合に使う程度だった。それが尖閣諸島のように、地下資源が
発見され脚光を浴びると、突然各国が領有を主張したのである。


こんな島が数百とある東アジアでも、地下資源開発が進むにつれて、深刻な領土
争いが激化しないとは限らない。実際、南沙など南シナ海には、ベトナム、中国
フィリピンなどの軍隊が置かれている。澄み切った空に囲まれた南沙群島。


尖閣での中国漁船の問題。
また中国の横暴により惨事にならければ・・・と思う。