バッタの話

元画像
http://blog.livedoor.jp/tonro006/archives/50698261.html様からお借りです

タニシもたま〜〜に出てくる
そのまままの形です

すんなりと口に入る
姿かたち、タコとかイカには似てないけれど、
味が少しだけ似ているからだな
この手のお通しは好きで｢やりぃ｣と喜ぶ、わーっ！
細かいことは酔ってしまえば忘れてしまい、
どうでもいいことなんだけれど、
逆に実に嫌いな煮魚(泣き)とかが出ると
この店入って失敗したな、・・・ってのも最初だけ

いわゆるお通し、と呼ばれる一品料理は、タダではない
｢お席料｣といっていいだろう
大概の居酒屋では料金の中に入っている

で、煮魚はなんとか食べられますが、
一番困るのが、イナゴ、をお通しとして
出している店です
タニシと違いコレが頻繁に出てくるんですな(大泣き)

今時イナゴを出す店なんて・・・
って、知りうる限り一軒だけれど、あるんですｗ
四、五匹ほど、
焼かれたゴキブリのように汚く哀れな形で
その店ったら、
良心的で雰囲気がいいから困ったもの
イナゴさえ出さなけりゃ９０点のお店なんスけど
まあ、これ、大好きな人もいるらしいんですな

・・・お通しを選べる店があってもいいのにな(呟き)

さて、
私が子供の頃は、この近隣は筑波米という
宮家へ献上していたとかの美味たる米の産地ですので、
水は綺麗で土質もいい、
自然豊か、イナゴも大量に採れたようです

水田の周りをおとっっあん達が
ゲンチャリに乗り、手にした網で走り回ると、
大量に捕獲できたといわれてます
無き祖母などはイナゴの佃煮が好きで
よく食べてましたけど、
私はそのままの姿に抵抗あり、
一切口に出来ませんでしたがｗ
味は海老に似ている、と､　好きな方は言いますね

例えば豚、あるいは牛などを
そのままの姿で出したらどうなるか？
おそらく食べない方が大勢を占めるでしょうな？
(子豚にいったっては横浜中華街のように
そういう店もあるようですけど)

だってさ・・・
ツノあり耳あり目玉あり尻尾ありおまけに、
ちんたまありだべｗ
焼死体を食べるようで、
肉が好きな方でもちょっと遠慮するでしょうな
まあこのイナゴ、
ご存知のように早い話がバッタ様なんだけど、
調理の方法も
多岐におよぶはずなんです
実質一元、形式多元は調理の常道でしょう

すりつぶしてぷらてんにするとか、
バラバラに解体してそれと解らないように
炒め物にするとか
そうすりゃ私も箸をつけるかも知れません
う〜、見た目は大事ですね

ところでバッタは
農薬との関係で激減しております
居なくともよいいわゆる座敷ブタと言われる
揶揄で申しますと、あのカマドウマは
冷蔵庫前あたりでうろうろと毎度
跳ねてるんですがねぇ・・・ｗ

イナゴはとんと見かけない、
トノサマバッタもどうした？
みかけるのはちいさい可愛いショウリョウバッタ
あとはとんと・・・

なんとなれば
ショウリョウバッタがバッタの仲間の親分になるか？
ショウリョウ君、コレ
食べられるのかどうか知りませんが、
多く採れてもショウリョウ、なのかですかしらねｗ
まぁ希少価値のイナゴ様、
バッタモン、即ち、インチキバッタだったら
シャレになりませんなｗ

★★★★★★★★★★

蒼茫の大地、滅ぶ (上) (角川文庫 (5737))

環境負荷著しい現代。
本作は、過去から現代へと投げかけられた、
警告書とも言える。
このような大惨事が起こってもなんの不思議でもない。

飛蝗(ひこう)。
イナゴの大群が突如発生し、
田畑をローカストと変えてしまう。
東北地方は飢饉や暴動で壊滅。
飢えた人々は関東へ向かう。
だが、政府は東北を捨てる。
捨てるどころか備蓄米など災害救助物資を、
逆に略奪して、首都機能へと集中させようとする。

関東各県は東北の難民を受け入れを拒否、
そう・・・飛蝗が、
次はこっちに向かう恐れがあるからだった。

東北各県は日本に決別をし、
盛岡を暫定首都と定め、奥州国として独立を宣言する。
果たして飛蝗は関東を襲うのか？
そして独立宣言した東北各県の未来は？
日本はどうなるのか？

西村寿行の最高傑作のひとつと思う。