分岐嶺

贔屓にしていたコンビニに新人さんが入りました。
まあ新人と言ってもひねた妙齢は、
女性の新人さんですがね。



職場というものは組織という集団は、新しい人物が加入すると、
変わらなきゃいけません。組織側から考えた場合ですね。
いい方向に、です。



在籍中の店員さんはみな笑顔で、結構レジに人が多くとも、
焦ったりイライラはしませんでした。
なぜなら・・・
「後ろの方、お待たせしていまして、すみません」
と、ここまで言える言ってるコンビニはざらにない。
てか、知りうる限りここしかない。
全体を見れる優秀な店員がほとんどで、
感じよく買い物をさせて貰ってました。



レジを打ちながら店内全体を見れる。
これは簡単なようで結構難しいものなんです。
これからのコンビニは本部の指導よりもですよ、
その店の経営者店長そして従業員ともども
コンビニ独自のサービス、他にない付加価値を考えなきゃ
・・・高い確率で潰れるでしょうな。
例えばセブンイレブン
ここは三キロ以内に数店舗あり、売っているものが当然同じ。
ならば、経営戦略を見直さなくてはいけない。
大切なのはモノを機械的事務的に販売することじゃない。
人です、笑顔の、サービスです。




余談ですが。
私は昔ホテルに勤務していたことがあります。
後方の事務方ですが、
たまにフロントを手伝ったことがあります。
目の前の客だけに集中し、
チェックインで並ぶ後ろの方など考えてなかった。
至って事務的に仕事をしたものです。
しかし支配人やフロントの責任者になると仕事のやり方が違う。
接客、サービス業は言葉と笑顔が大事なんですね・・・
目先の計算よりもまずお客様、なんです。
計算は訂正できますが、最初の人的印象と言うものは
なかなか訂正出来ませんね。払拭できない怖さがあります。
豪華な設備で食事も良かったけれど
もう二度と行かない、てなことにもなります。




政府は大量の外国人労働者の雇用を画策しているようですが。
多分他業界からの転職のひねた新人さん、
しかも日本人であっても
今の時点では
この店にとっては好ましい採用ではないな、と。




そして
外人さんがホテル旅館までお仕事をしにこられたら、
おそらく日本のお家芸、おもてなし、
これは存続の危機かもしれません。




組織は人、金、物で回る。
その中でも人が一番だと私は思ってますがね。




さて、店長さんの腕の見せ場。
入った無愛想な新人をどう鍛えるか?
コンビニが密集する近くのあの辺り・・・
どうせ働くなら笑顔で、ですね。



どうせ買うなら気持ちよく買いたいので、
少し迂回して
違う店にそれから行ってます。